五行歌・池上サロン掲示板



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127件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[188] 十月歌会出詠歌

投稿者: 一歳 投稿日:2020年10月11日(日)23時39分5秒 p8596238-ipngn39101marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

おむつした      武藤義子
お尻ふりふり
キャッキャとかける幼子
行きずりなのに
思わず抱きしめたい

幸運は突然に     玉井チヨ子
出会いは
ひまわり畑の地主さん
地域のイベントで
君は一日カメラマン

雲の切れ間に     守野純子
青空が見え
大きな満月
美しく輝き
星が煌めく

ワイングラスを傾けながら   沙羅
葡萄がワインになるまでの
芳醇な時を思ふ
わが思ひも形になるまで
静かな葡萄でありたや

嵯峨野の        雅蘭洞
庵に翁あり
黙々として
面をつくる
秋や深し

胸底に         旅 人
共鳴する
微かな

出会いの始まり

思いは        紫かたばみ
あるはず(と思いたい)
それを表すのが
コトバ
ではない夫*     *ひと




[185] 九月歌会出詠歌

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月14日(月)20時26分50秒 p2009-ipngn9601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

ベニスの水路に     雅蘭洞
午後の日差しが
照り映えるころ
古びた壁に響く
狂人のテノール

自国への路       武藤義子
コロナで閉ざされて
「流人になった気持ち」と
ラインで
娘はつぶやいた

一糸まとわず      玉井チヨ子
モデルとなり
無言館で
今も待っている
愛する人を

水があって土があって  旅人
木があって風が吹いて
つふてふが たかくたかく
梢の先まで舞い上がり
音もなく秋が降りてきた

地には         岡田道程
累々たる言葉の骸*  *むくろ
バベルの塔のごとく
今にも
天の怒りを買いそう

仕事にストレス     守野純子
人生の不安 でも
今日、明日の
短いスパンで
思い切り楽しもう

盗み見る       紫かたばみ
あなたの横顔
マスク外して
お茶を飲む
赤い唇に ドキッ

異国語が飛び交った  髙馬和子
外国子女の通学路
緑蔭の坂道
今 蝉時雨の元に
猫眠る   



[184] 八月紙上歌会コメント③

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月14日(月)18時10分54秒 p2009-ipngn9601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

 敗戰直後の日本は     雅蘭洞
 物が乏しかったが
 心が温かく豊かであった
 物が溢れ返った今
 心は冷たく貧しくなった

・終戦と書かず意図をもって、敗戦と書かれたのだと感銘しました。あの時代を生きた者として共感。(武藤義子)
・物があっても心は冷たく貧しくなった。作者の言葉に今の時代をとても考えさせられる歌。(玉井チヨ子)
・本当にそうですね、朝・夕の笑顔のあいさつ、その他諸々今の様に老人をだます振り込み詐欺等考えられませんでした。(髙馬和子)
・物心の貧富の反比例を鮮やかに切り取った作。敗戦直後の闇市あたりでは皆生きることに必死であった。孤児たちも、焼跡のイエスのように逞しく生きようとしていたし、生きようとする力に欠ける者たちは生存競争から脱落してゆかざるを得なかった。物が貧しかった時代に人々の心が温かく豊かであったとは限らないが、今日を生きる人々の心の貧しさがこの作を生んだ。(一歳)
☆人は今、過剰なる物資の洪水に浸かって、精神の大切さを見失って居る。戰時中は物資の不足と死の日常化に圍まれ、家族の絆や友情と言った精神世界の中に生きて居た。今、又、外界と隔絶された環境の中で、精神世界の大切さを想ひ出して居る。(作者)

 群青の中空に    武藤義子
 冴えはじめた
 十三夜の月
 地球は
 コロナの渦

・8月4日の満月が久々の青空に照り輝いていた事を思い出しました。地球規模のコロナ災害、早く治ると良いですね。(守野純子)
・群青色の空に十三夜 一幅の軸を拝見しているようなきれなお歌ですがコロナが悲しい。(髙馬和子)
・前三行は中空に冴えはじめた十三夜の月の景。その月から眺めた地球の景に作者は「コロナの渦」をまざまざと見たか。(一歳)
・月は静かに恐竜の絶滅も人類の文明も見続けています。静の月とコロナの渦巻く動の地球との対比が宇宙的視野でとらえられていて、面白いです。(平井千尋)
☆日没直後、まだ西の空に明るさが残っている。中空は群青色。夜に向かって十三夜の月が冴えはじめる、美しい。地球は?(作者)

 子等から食事の誘い   髙馬和子
 残念 先約あり
 今日はトランプだ
 えっ?
 ババ抜きだ

・家族との食事會に出られない悔しさを、トランプのババ抜きとは面白い表現。ジジ抜きは無いので、男性には詠めない歌。(雅蘭洞)
・えっ? 先約がトランプ! ババ抜きでした~と軽い引っかけに ニヤニヤしてしまいます。(紫かたばみ)
・お子様から食事のお誘い、参加されないババをトランプのババ抜きとかけた明るいお歌ですね。(守野純子)
☆受け狙いではありません。咄嗟のつぶやきがおもしろいと心に残っていたので歌にしました。(作者)

 朝二度の煙ったスコール   守野純子
 昼白い雲と太陽
 夕方大きな半円の虹
 夜 空に雷光が走る
 今日は天空のマジックショウ

・今年の梅雨は不安定な天候が多く、自然の大いなる力を思い知らされました。まさにマジックショウでした。(平井千尋)
・最近の天氣は確かに朝、昼、晩と目間苦しく變る。そんな或日の變化を魔術に譬へて詠まれた所が面白い。(雅蘭洞)
☆朝の煙ったどしゃぶりの雨、昼の青空に太陽、夕方の美しい半円の虹、夜空に走る雷光と音、天空のマジックショウの様な天気でした。(作者)



[183] 八月紙上歌会コメント②

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月14日(月)11時32分45秒 p2009-ipngn9601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

 誰を生かすか    コバライチ*キコ(二席)
 決めるのは神か
 医者なのか
 わたし 生きられそう
 なんて 思う夕暮れ

・壽命は神が決めるのか? コロナの醫療崩壊では重症者の命の選別は醫者が決めるのか? 高齢者は不圖、自分が選ばれる立場に成ったら?と思ふ事がある。(雅蘭洞)
・コロナの事を歌ったのでしょう。プラス思考の作者に同感です。(玉井チヨ子)
・パンデミック時にこそ問われる命の洗濯ならぬ選択。咎めることは誰にもできない。作者ならきっと生きていける…と思えた。(旅人)
・神に活かされ、豊かな人生を軽やかに生きられそうと思うお人柄、希望を感じます。(守野純子)
・寿命は宿命。その日まで、精一杯生きようと思う作者の決意が夕暮れの静な風景とともに伝わってきます。(平井千尋)
・夕暮れは心淋しく気持ちが落ち込みそうになる。その夕暮れに不安げだが生きられそうと思えること。(武藤義子)
☆世界的なコロナ禍の中、年齢、持病などで数値化されて生存の順位が付けられている現代。命の選択はいったい誰が行っているのだろう? でも、なんだか私は生きられそうだわ。正常性バイアスが高いと言われようが。(作者)

 ゆっくりとまばたきしたら   紫かたばみ(二席)
 消えていそう
 セミの声だけする
 真昼の公園で
 一人遊ぶ子

・一行目の表現がいいですね。陽炎の向こうに一人で遊ぶ子が見え隠れします。(玉井チヨ子)
・一人遊ぶ子のさびしさを蝉の賑わいが強めていると思います。今の公園ですね。(守野純子)
・真夏、真昼の公園、?しぐれが一瞬止み、静寂のなかで異界への扉が開いたかのよう。一人遊びの子が神隠しに遭うのはこういう魔の時。(一歳)
・砂場なのか、ジャングルジムなのか、一人遊びの子どもは現実か幻想か。真夏の幻のような公園のワンシーンを想像した。(コバライチ*キコ)
・真夏の真昼の公園に子供が一人。現実か否かキリコの絵の様なシュールな映像が浮かんだ。(旅人)
・蝉の声だけの公園で一人遊ぶ子の姿には、消え入りそうなはかなさが漂います。コロナ禍の不安な心象を無駄のない言葉と構成で表現した作品。(平井千尋)
☆真夏の真昼。外で遊ぶと言い張る孫。砂場で一人黙々と遊ぶのを見ていたら暑すぎて静かすぎて異空間にいるような感覚に。(作者)

 描くことが生きることであった玲   一歳(三席)
 死ぬ前に寝室の襖に
 全霊こめてなぐり描いた
 最後の自画像
 表現への執念の劫火に燬かれている

・鴨居玲の最後の絵は今回調べて見て、その凄みに言葉がありません! 生で見てみたいです。(紫かたばみ)
・表現への執念は生への執念でもあると思うのです。生と死の間で苦悩した鴨居玲という画家の姿が迫ってきます。(平井千尋)
・異色の天才画家鴨井玲、彼ほど自画像に拘った画家も珍しいので、命を絶つ前に人生の集大成として残したのではないでしょうか。(髙馬和子)
・鴨井玲と出会ったのは長崎県立美術館。衝撃的で暫く動けなかった。退廃と死の香りと靭さが漂い一目で虜に。あの自画像が最期になった。(旅人)
・鴨居玲の絵は、見る者(=私)を苦しい気持ちにさせる。濃密な死の影は絶筆の自画像に貼り付いている。劫火という言葉が重くのしかかる歌。(コバライチ*キコ)
☆何度も自死しようとした玲だが、表現への執念は燃え尽きることはなかった。最後の自画像は執念の劫火で今なお燬かれている。(作者)

 同じ映画を      旅人(三席)
 観ていたなんて
 ギンレイホールの
 帰る群衆の中に
 あなたを見つけた

・映画觀賞の後の感動の餘韻覺めやらぬ時に、知人を見付け、何か同感の嬉しさを感ずる氣持ちはよく解る。(雅蘭洞)
・固有名詞のギンレイホールが良い。片想いのあなたと同じ映画見ていたうれしさと、誘われなかったさびしさ。(紫かたばみ)
・何かとてもロマンチックです。群衆の中にあなたを見つけたなんて! 男性か女性かとても意味深。(玉井チヨ子)
・映画のワンシーンのようです。”あなた”は元恋人? 片思い人? あるいは夫?(武藤義子)
・あなた、とはかつての恋人か? 岩波やギンレイホールにかかる映画は、ファンにとって特別に共通の思いがある。はじめの2行に切ない感傷がある。(コバライチ*キコ)
☆同じ監督・キャスト・音楽で54年過ぎて「男と女」の続編を制作した!。ギンレイホールで観る喜び。そして偶然の出会い。(作者)



[182] 八月紙上歌会コメント①

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月13日(日)17時52分46秒 p1385215-ipngn14901marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

 思い人が待つ    玉井チヨ子(一席)
 都へと
 古人*も歩いたか  *いにしえびと
 夕暮れの
 きぬかけの路

・これぞ歌!という格調あるお歌です。いにしえびとやきぬかけの路が効いています。(紫かたばみ)
・仁和寺、龍安寺、金閣寺を廻るきぬかけの路。古人は思い人の住む都への路を手繰り寄せるような思いで歩いたであろうか。古の都の外は夕暮時ともなれば蛇が出るか鬼が出るか分からぬ荒の野であったろう。(一歳)
・若き日に語り人の案内で万葉の道を辿った頃がなつかしくおもいだされました。(髙馬和子)
・浴衣着て夕暮れのお散歩かしら? 和歌のように美しいお歌ですね。(守野純子)
・”きぬかけ”のひと言で都へと続く古道の様子が目の前に広がります。作者の視線は遠く古(いにしえ)の人々の姿を追っているようです。(平井千尋)
・古へタイムスリップ。いつの世も人を思う熱き心、はやる気持ちで歩いたのであろう、きぬかけの道。(武藤義子)
・京都は衣笠山麓の夕暮れ時の古道を歩きながら、遙か古の人に思いを寄せる作者もまた、誰かを思っているのだろうか。抒情的な作品。(コバライチ*キコ)
・古の京の郊外は百鬼夜行の世界。心細さも格別。熱い思いを胸に歩く作者が浮かぶ。(旅人)
☆一人旅で日が暮れる心細さ、京都で待つ人がいる自分に古人を重ねてみました。(作者)

 胸底の小部屋に    平井千尋(一席)
 ピースの
 欠けた
 絵を飾って
 生きている

・心の奥にしまった絵。欠けたピース。ミステリアスでどんな絵かしら?と心惹かれる歌です。(紫かたばみ)
・誰でも其の人だけにしか價値の無い「最高の寶物」を心の中に持って居る。人は皆、其が有るからこそ、生きて居る價値を見出して居るのだ。(雅蘭洞)
・孤独の中にある今の心境でしょうか、それでも絵を飾り前向きに生きていく力強さ。(玉井チヨ子)
・欠けたピースには秘められた力がある。それがあるから今日も生きていけるのではないだろうか。(旅人)
・いつの日か、この欠けたピースのうまる事があるのだろうか。(武藤義子)
・欠けたピースには何が。過去の喜び、悲しみ、苦しみか、それとも未来の希望が込められているのでしょうか。(髙馬和子)
・一片の欠片は他のすべてのピースを合わせたものに拮抗するほどの力を秘めている。この欠落ピースこそは徴でもあり個性でもあろう。(一歳)
・胸の奥に飾られたその絵の欠片には何が描かれていたのだろう。いつかピースが嵌ることを願っているのか? それとも、その欠乏感が生きるエネルギーなのか?(コバライチ*キコ)
☆失ったピースはもう戻らないのです。その空白を見つめ、涙するときがあります。(作者)

 




[181] 作品評(2020年2月号)投稿ありがとうございます

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月13日(日)15時51分24秒 p1385215-ipngn14901marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

大島健志さん、2020年2月号作品評投稿、ありがとうございます。
大島さんの歌評、楽しく拝読させていただいております、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



[180] 作品評(2020年2月号)投稿しました

投稿者: 大島 健志 投稿日:2020年 8月22日(土)15時09分14秒 110-232-30-121.fnnr.j-cnet.jp  通報   返信・引用

ご無沙汰しております。大島です。

大変遅くなりましたが、2月号の作品評を投稿しました。
ご覧いただければ幸いです。



[177] 七月歌会出詠歌

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 7月 6日(月)21時34分7秒 p1221045-ipngn14401marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

心って         髙馬和子
なに
そうだ
喜怒哀楽の
収納袋

もの思うことに     紫かたばみ
ストッパーかけて
生きてきた
わたしの歌の
まぁ 平凡

今年も9月に決定     守野純子
軽井沢ゴルフ合宿
いつものシニア四名で
二プレイの別荘生活
元気に楽しめる幸せ

ミュッセやショパンには   雅蘭洞
聖女と讃えられ
ボードレールには
淫売と罵しられ
評価の別れ道とは

梅雨の誕生日      玉井チヨ子
いまさらだけど
親はいない
年を重ねてわかる
苦労と有り難さ

梅雨空に         旅 人
水玉・ストライプ・江戸小紋
人混みを縫うように
カラフルマスクが
街を行く

〈欠席歌〉
だあれもいない水族館  コバライチ*キコ
ゆらん
ゆうらん
くらげのこ
わたしの影をすり抜ける

等伯が見た松林の彼方    一 歳
滄溟* 蒼天**の   *あおうみはら **あおあめはら
果ての涯に
逆巻く銀河
仏の海



[174] 作品評(2020年1月号)投稿ありがとうございます

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 6月16日(火)22時03分36秒 p2542171-ipngn21801marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

大島健志さん、2020年1月号作品評投稿と、
「写真で五行歌(仮)」グループでの写真詠のご案内、
ありがとうございます。



[173] 作品評(2020年1月号)投稿しました

投稿者: 大島 健志 投稿日:2020年 6月16日(火)20時32分36秒 110-232-30-121.fnnr.j-cnet.jp  通報   返信・引用

こんばんは。

2020年1月号の作品評を投稿しました。
お時間あるときにご覧いただければ幸いです。

Facebookで「写真で五行歌(仮)」というグループを作り、
写真詠をやるという試みをしています。
ご興味のある方はぜひご参加ください。

https://www.facebook.com/groups/968478690213104/


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127件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。

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