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[184] 八月紙上歌会コメント③

投稿者: 一歳 投稿日:2020年 9月14日(月)18時10分54秒 p2009-ipngn9601marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

 敗戰直後の日本は     雅蘭洞
 物が乏しかったが
 心が温かく豊かであった
 物が溢れ返った今
 心は冷たく貧しくなった

・終戦と書かず意図をもって、敗戦と書かれたのだと感銘しました。あの時代を生きた者として共感。(武藤義子)
・物があっても心は冷たく貧しくなった。作者の言葉に今の時代をとても考えさせられる歌。(玉井チヨ子)
・本当にそうですね、朝・夕の笑顔のあいさつ、その他諸々今の様に老人をだます振り込み詐欺等考えられませんでした。(髙馬和子)
・物心の貧富の反比例を鮮やかに切り取った作。敗戦直後の闇市あたりでは皆生きることに必死であった。孤児たちも、焼跡のイエスのように逞しく生きようとしていたし、生きようとする力に欠ける者たちは生存競争から脱落してゆかざるを得なかった。物が貧しかった時代に人々の心が温かく豊かであったとは限らないが、今日を生きる人々の心の貧しさがこの作を生んだ。(一歳)
☆人は今、過剰なる物資の洪水に浸かって、精神の大切さを見失って居る。戰時中は物資の不足と死の日常化に圍まれ、家族の絆や友情と言った精神世界の中に生きて居た。今、又、外界と隔絶された環境の中で、精神世界の大切さを想ひ出して居る。(作者)

 群青の中空に    武藤義子
 冴えはじめた
 十三夜の月
 地球は
 コロナの渦

・8月4日の満月が久々の青空に照り輝いていた事を思い出しました。地球規模のコロナ災害、早く治ると良いですね。(守野純子)
・群青色の空に十三夜 一幅の軸を拝見しているようなきれなお歌ですがコロナが悲しい。(髙馬和子)
・前三行は中空に冴えはじめた十三夜の月の景。その月から眺めた地球の景に作者は「コロナの渦」をまざまざと見たか。(一歳)
・月は静かに恐竜の絶滅も人類の文明も見続けています。静の月とコロナの渦巻く動の地球との対比が宇宙的視野でとらえられていて、面白いです。(平井千尋)
☆日没直後、まだ西の空に明るさが残っている。中空は群青色。夜に向かって十三夜の月が冴えはじめる、美しい。地球は?(作者)

 子等から食事の誘い   髙馬和子
 残念 先約あり
 今日はトランプだ
 えっ?
 ババ抜きだ

・家族との食事會に出られない悔しさを、トランプのババ抜きとは面白い表現。ジジ抜きは無いので、男性には詠めない歌。(雅蘭洞)
・えっ? 先約がトランプ! ババ抜きでした~と軽い引っかけに ニヤニヤしてしまいます。(紫かたばみ)
・お子様から食事のお誘い、参加されないババをトランプのババ抜きとかけた明るいお歌ですね。(守野純子)
☆受け狙いではありません。咄嗟のつぶやきがおもしろいと心に残っていたので歌にしました。(作者)

 朝二度の煙ったスコール   守野純子
 昼白い雲と太陽
 夕方大きな半円の虹
 夜 空に雷光が走る
 今日は天空のマジックショウ

・今年の梅雨は不安定な天候が多く、自然の大いなる力を思い知らされました。まさにマジックショウでした。(平井千尋)
・最近の天氣は確かに朝、昼、晩と目間苦しく變る。そんな或日の變化を魔術に譬へて詠まれた所が面白い。(雅蘭洞)
☆朝の煙ったどしゃぶりの雨、昼の青空に太陽、夕方の美しい半円の虹、夜空に走る雷光と音、天空のマジックショウの様な天気でした。(作者)


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