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  • 『五行歌』九月号歌会レポート

  • 投稿者:一歳
  • 投稿日:2018年10月 2日(火)16時37分52秒
  • p3894100-ipngn21201marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
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レポート担当:コバライチ*キコ

 七月二日(月)
 梅雨明け早々の炎天下。雲ひとつない夏空を見上げながら、池上本門寺の先にある会場へ。前半は、三月号特集(コバライチ*キコ)の作品から、参加者それぞれが好きな三首を選んで講評を述べ合う。普段、生の声が聞きにくい特集をこうして取り上げる歌会は、歌人の作品批評力が育っていくと感じた。

  束縛の鎖を         旅 人(一席)
  引きずりながら
  宙を目指す
  飛び立つのは
  自由だ

 わが身、わが心を束縛する鎖とは物理的には時間であり、精神的な何かであるかもしれない。最初の二行がロックである! ラストのまとめ方が鮮やかで、遠くまで飛んでゆけそうな力を感じる、と高評価を受けた。日常生活において「思うこと」だけは自由だが、しかし、それは本当か? 私たち、本当に自由に飛び立てるのかどうか考えながら作った歌です、と作者。「宙」は「そら」と読む。

  人生の荒波に         都築直美(二席)
  揉まれ
  丸くなった 石
  でも…その石の真ん中には
  マグマが あるんだよ

 石の描写がまるでひとの一生のようだ、噴火しそうな熱い恋心を表している、四、五行目の言葉に納得した等、人間に置き換えて読まれた作品。のんびり生きているようでも、譲れないところがある厳しい求道の心を忘れないでいたいという作者の思いから書かれたそう。「終わり方」の追究でもある。

  水面に踏ん張る       コバライチ*キコ(三席)
  水馬*        *あめんぼう
  さしずめ
  ダリの
  奇妙な戦闘士か

 水面とアメンボからシュルレアリスムの画家ダリを発想するイメージがおもしろい、工夫が生きている。三行目の「さしずめ」の選択が効いているとの評。毎年、水張田で目にする光景だが、よく見ると、水面に映った空に乗っかる生きものの形は不思議である。



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