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  • 『五行歌』四月号歌会レポート

  • 投稿者:一歳
  • 投稿日:2020年 4月 2日(木)19時07分59秒
  • p8449177-ipngn40301marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
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レポート担当:雅蘭洞

 二月三日(月)
 暖冬の今年の冬も、立春の前の節分の今日は漸く冬らしい冷たい風が吹き、会の面々は厳冬の装いで池上サロンの定席である珈琲店の二階に集合した。
 此処はモンマルトルのカフェの屋根裏部屋の様な雰囲気があり、歌の会にはお誂え向きの場所である。初参加の秋山信子さんをお迎えして歌会が始った。司会は玉井チヨ子さん。

  寄り添ったのも本     旅 人(一席)
  再生したのも本
  右手の紙の手触りが
  生きよ
  と言い続けた

 本と人との強い絆を詠み込んだ歌で、作者の強い想いが伝わって来る。本が作者の生きる糧に成って居る。作者の並々ならぬ本に対する愛情が感じられる等の評があった。
 作者は母上を看病して居る時に、本との絆を強く意識した由。話したくても友人はそこには居ない。本は身近で励まして呉れるとの事。

  世界の        紫かたばみ(二席)
  蝶番がはずれた
  不寛容と憎しみの
  幼虫がうごめき
  変態をはじめる

 蝶番が外れると云う表現が素晴らしい。日本は紛争が無いだけ未だましだが、世界中至る所にに憎しみと争いが溢れて居る等の評があった。
 作者は最近の世界情勢の自分勝手な民族主義と自己主張を憂えて此の歌を詠まれた。

  見えない「点」     雅蘭洞(三席)
  拡がって「空間」
  感じない「今」
  連なって「時間」
  其がこの「宇宙」

 点から宇宙への壮大な展開が面白い。特別な事を云って居る訳では無い。点とは何? 今とは何? と云う事を云って居るだけだが、構成が上手い。一番上の字を漢字で揃えて居る。詠み方が新鮮、等の寸評があった。
 作者は我々は三次元の存在なので三次元の事物しか感知出来ないが、其を構成して居る零次元に不思議を感じたとの事であった。

 歌会の後で、本誌一月号巻頭歌から、三首を選んで寸評し合った。


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