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  • 『五行歌』十一月号歌会レポート

  • 投稿者:一歳
  • 投稿日:2018年10月31日(水)15時29分14秒
  • p2055211-ipngn17001marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
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レポート担当:コバライチ*キコ

 九月三日(月)
 朝から、台風二十一号が四国から関西に上陸するというニュースでもちきり。小雨混じりの蒸し暑い中、歌会は白熱。点を入れていなくても、皆で言いたい放題。言われる側も、より良い作品に改作すべく聞く耳をもって話し合うという、生きた歌会を体感しました。

  燃えなければ         紫かたばみ(一席)
  光はないーでも
  不燃物のわたしは
  わたしを磨き鏡のように
  光届ける人となる

 作者の思考の流れ、意思の強さが伝わってくる。自らを不燃物と言い切りながら、光らせる側になるという純粋な気持ちに打たれたという意見が多数。「燃えなければ光はない」とはあるハンセン病者の言葉だが、この言葉にひそむ情熱を池上サロンのメンバーにも感じて、自分のエネルギーにしたいという作者。最後の朗読時、四行目の「わたしを磨き 鏡のように」と文節が割れることがわかり、字空き、改行についてしばし議論が起こった。

  転轍機を/変えると/景色が一変して/新しい/生き方が始まる   旅 人(二席)

 ポイントでなく転轍機という言葉に迫力を感ずる。景色の変化と生き方を結び付けた、切れ味のいい作品。二行目の「変える」は「換える」ではないか? 「切り換える」としたほうがより意味が近いのでは? という意見も。作者は、自分の人生の転換期からのことを踏まえて詠んだが、もう少し推敲したい、と。

  白地に/白で描かれた/白描/無限の色を沈潜させて/ただ在る〈白〉   一 歳(二席)

 五行の中に「白」が四つも出てきているのに、それぞれの白の存在感がある。白描とは墨で描かれた絵だが、白で描かれたとは如何に? ただ白といっても、黒と同様、その中にはすべての色が内包されていて、作者はここにその色を見ているのだろう。それは「無」と言い換えることができるかもしれない。

  サヨナラの/握手のつもりが/ハグされた/何んと/温かいのだろう   木村美惠子(三席)

 カタカナの使い方が軽やかで効果的。素直に、言いたいことをストレートに詠まれていて、読後感がいい。「何んと」は「なんと」でいい。作者の実体験に基づいた作品。
  


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